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思ったよりたくさんあった,鼻づまり対策

2016年10月20日

先週から一気に涼しくなった感がありますね。
とはいえ季節の変わり目でまだ気温の高い日もあり,日ごとの寒暖差が激しくて風邪をひきやすい季節です。
かくいう私も軽い風邪をひいてしまい,今もくしゃみに襲われています……。

そんな中,鼻づまりが気になってなかなか眠れず寝不足の私に,アドバイスをくれた人が。
「肘枕(=横になって片手で頭を支える)が効くよ」と。
詰まっている側が上に来るようにするといいのだとか。


調べてみると,
横になると頭部への血流量が増え,鼻粘膜にある血管もうっ血して鼻づまりが起きがち。
 そこで,頭の位置を高くすると,顔への血流量が下がるため,鼻づまりが解消されやすい
との説がありました。

この方法は赤ちゃん向けの対策として紹介されていることが多いようですが,成人の私でも一定の効果はありました!
肘枕に限らず,枕の下に何か入れるなどして頭の位置を高くすれば良さそうですね。
ただ,両方つまっているなど重度の鼻づまりの場合は別の方法が必要かもしれません。


鼻づまりは鼻閉ともいい,鼻炎だけでなく副鼻腔炎や鼻中隔彎曲症などの疾患によっても起こります。
上記以外にも世の中にはいろんな対策があるようで。

■鼻うがいをする
■メンソールの入ったクリームなどを鼻の下に塗る

といったものから,

■鼻を温める ⇒鼻の粘膜の血流をよくする
■脇にこぶし等を挟む ⇒体の側面を圧迫することで,その反対側の交感神経が刺激されるのだとか
■鼻をつまんで一時的な酸欠状態を作る ⇒脳が酸欠になると鼻の血管が広がるという説をとなえる方も
■小鼻の脇にあるツボ「迎香」を押す
■氷をなめる ⇒炎症が緩和される
■玉ねぎの臭いをかぐ ⇒玉ねぎに含まれる「硫化アリル」に粘膜の抗炎症作用があるとのこと
■鼻腔拡張テープを使用 ⇒物理的に鼻腔を拡張
……こんなにたくさん,気軽に試せそうな手段がありました。

ただし,長く続く鼻づまりには思わぬ疾患が隠れていることもあります。
花粉症などアレルギー性の鼻炎であれば,内用薬や点鼻薬がよく効く場合も。

鼻づまりといえども生活に支障をきたすものですし,
症状に応じて医療機関を受診することが,結局は改善への一番の近道ですね!

(す)
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