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「おしえて!小児用量 2013」サポートページ

2016年10月20日

1.はじめに
 小児用量は体重ごとの計算があったり,年齢別の投与量があったりとなにかと大変……
 また,成分で1日○○mgと言われても,実際に量る製剤量ではいったい何gになるのだ?!
 ……といささか不安になったりしますよね。
「おしえて!小児用量 2013」は,小児用量にまつわるこんな煩わしさを解消すべく,
 小児に使われる医薬品の用量参考値を,年齢や体重ごとに製剤量単位で教えてくれるアプリです。
 小児科医をはじめとした医師,薬剤師など,小児と医薬品に関わるプロの方にオススメです。

 ★ アプリ内に全データを格納しているため,オフラインで使用可能
   ネット接続できない環境であってもご利用いただけます。
 ★ 添付文書の「用法・用量」欄の記載に準拠しています。
 ★ 体重ごとの用量と一緒に,
   ・『換算元』…換算の根拠となる“体重1kg当たりの成分量”
   ・『上限値』…用量範囲のMax量
   を表示します。計算結果をご自分でも確認し,ダブルチェックに役立てることができます!


2.使い方
 商品名/成分名/薬効分類/フリーワードから医薬品を検索し, あとは条件や体重を選択するだけで用量が表示されます。
 よく使う医薬品はマイリスト登録することで,管理・編集することができます。

 ★使い方説明動画(youtube)も併せてご覧ください!
  ⇒『iPhoneアプリ「おしえて!小児用量2013」のご紹介』
上図は実際の画面です。各画面の下部にはメニューバーが共通して表示されます。
 目的の医薬品にたどり着くには,次の5種類の検索方法があります。
  ■商品名で検索 …………①をタップ
  ■成分名で検索 …………②をタップ
  ■薬効別で検索 …………③をタップ
  ■「マイリスト」に登録した品目から検索・履歴から検索 …………④をタップ
  ■フリーワードで検索 …………上部窓にキーワードを入力

   *マイリストでは,登録した医薬品のフォルダや履歴の管理ができます。
   *⑤をタップすると,本アプリについての情報が閲覧できます。
目的の医薬品が表示されたら,次に条件や体重を選びます。

  ■適応や年齢など条件によって用法が異なる場合,選択画面が表示されます。(※上図参照)
   ⇒選択肢(上図の場合「治療」または「予防」)を選んでタップすると,条件ごとに設定された用量に応じた換算が行われます。

  ■体重換算が必要な医薬品は体重ドラムが自動で表示されます。
   ⇒当てはまる体重を中央に合わせ「OK」ボタンをタップすると,体重に応じた換算が行われます。

   *いずれも,条件選択や体重換算が必要ない医薬品の場合は表示されません。
   *用量が異なる複数の条件が存在し,かつそれぞれに体重換算が必要な医薬品の場合は,条件を選択した上で体重の選択に進みます。
   *体重ドラムには,体重ごとの年齢の目安表記(例:「10kg - およそ1歳」)付きです。
上図は,条件と体重を選択した後の表示画面です。この画面について説明しましょう。

  ① 新しくマイリストに登録する場合にタップしてください。
  ② すでにマイリストに登録されている場合に表示されます。
  ③ 成分名です。
  ④ 薬効分類名です。タップすると同じ薬効分類の医薬品が検索できます。
  ⑤ 場合分け条件を表示します。(場合分けの必要がある場合のみ)
  ⑥ 用量表示欄です。赤文字は製剤量を表します。
    体重換算のある場合,灰色文字で用量の算出根拠と上限値を表します。(上図参照)
  ⑦ 商品名です。
  ⑧ 選択中の体重を表示します。タップすると再度体重を選択することができます。(体重計算の必要がある場合のみ)
  ⑨ その他,注意事項等を表示します。(注意事項がある場合のみ)
    タップすると,シロップやドライシロップの色・味や配合変化,錠剤・カプセルの粉砕不可情報などが表示されます。
    

3.収録品目について

 本アプリには,2013年1月現在の薬価基準収載品目のうち,以下の基準に該当する医薬品計約1,800品目を収録しています。

 ・ 内用,外用の医薬品 
 ・ 添付文書の「効能効果」「用法用量」欄に小児に関する記載のある医薬品,又は製品名に“小児”を含む医薬品
   
 ※ 上記は医薬品を小児に使うことができるかどうかの判断基準ではありません。  
 ※ 小児記載とは,「効能効果」「用法用量」欄で“幼児”“乳児”等の表現があるものを指しますが,
   それ以外であっても小児特有と思われるもの等は例外的に採用しています(「夜泣き」など,ごく一部)。


4.上限値の設定について

 体重換算での小児用量は,体重が増加するに従って成人量を超過するなど,用量が著しく大きくなる場合があります。
 そのため本アプリでは,編集者の判断により,以下のような優先順位で,体重換算後の値に上限(最大量)を設定しています。

  1) 当該医薬品の添付文書に記載の小児最大量
  2) 当該医薬品の添付文書に記載の成人量
  3) 同一成分で他医薬品の添付文書に記載の成人量
   ※成人量に範囲がある場合は,大きい値を採用しています。(例:1日2~6mgの場合は,6mgを採用)


5.その他の表示について

 ・小数点以下   :体重換算の用量は,小数点以下第五位を四捨五入し,第四位までを表示しています。
           それ以外については,第二位(場合により三位)まで表示しています。
 ・検索結果の商品名:検索結果画面に表示される商品名の一部(会社名等)を,左上に表示している場合があります。
 ・用量表示画面  :表示スペースに限りがあるため,一部の数字が折れている場合があります。
           スクロールして続きがあるか確認してください。


6.ご使用にあたっての注意

 1) 「おしえて!小児用量2013」(以下,本アプリとする)は最新で正確な情報を提供することに努めていますが,
    本アプリの情報源となる添付文書は最新の知見に基づき,日々,変更・更新されております。
    取り扱われる製品情報につきましては,常に最新の添付文書をご確認下さい。
    添付文書の内容については,各製薬企業にお問い合わせ下さい。
 2) (株)医薬情報研究所は,本アプリの利用(または利用出来ないこと),および情報において発生した
    あらゆる損失・損害・トラブルに関して,一切の責任を負わないものとします。
 3) 本アプリ内の情報は,予告なしに変更または削除されることがあります。
 4) 本アプリ内の情報には弊社著作権に帰属するものがあり,有償・無償に関わらず,
    利用者は本アプリの利用に際して知り得た情報の複製,貸与,譲渡,公衆送信(送信可能化を含む),
    上映等を行うことを禁止します。


7.制作・編集

 株式会社医薬情報研究所

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 ・サポートメールアドレス support@iyaku.info
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