医情研通信 Column & Blog

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涙の成分

2017年2月28日

最近,近畿大学と吉本興業の「笑い」に関する共同研究開始のニュースがありました。

近大×よしもと、「笑い」の効果を医学的に検証する共同実験


笑いによる健康効果というのはこれまでにも耳にしたことがありますが,
こうして研究機関とお笑い芸人がタッグを組んで,
共同で医学的検証を行うのは新鮮に感じました。
この研究は健康な人の普段のストレスマネジメントへの活用を
目的のひとつとしているそうです。

私は中四国地方で育ったため,
休日は吉本新喜劇がテレビで流れていたことを思い出します。
その頃からたくさん笑うと元気になる感覚は漠然と抱いていますが,
研究によりその医学的根拠が明らかにされる日が楽しみです。

笑いもそうですが,対極にある「泣き」も時には必要なものだと思います。
涙というのは,ほこりや細菌から「目を守る涙」
玉ねぎの刺激や催涙スプレーへの「反射的な涙」
そして「感情の涙」の3種類に分けられるのだそうです。

一説によるとこの「感情の涙」は,
感情の高ぶりによって生じた化学物質を
体外に排出するために流れると言われています。
玉ねぎを剥いたときに出る涙と,
いわゆる「泣ける映画」を見せたときの涙を比較し,
後者のほうがより高濃度のたんぱく質を含んでいたという実験結果が,
その根拠のひとつとされています。

はっきりとはわかっていないものの,感情と涙の成分には
何らかの関係があると考えられているようです。
笑いの研究だけでなく,涙と感情,
涙によるストレスマネジメント効果について明らかになれば,
自分の感情ともっと上手に付き合うことができそうな気がします。

最近の涙というと,もっぱら花粉症による生理的な涙のため,
感情に任せて自然に流れる涙を,貴重なものに感じる今日この頃です。

(い)
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