医情研通信 Column & Blog

社員's topics

しょうがカレー

2017年1月24日

先日,カレーを作りました。
料理はあまりしない(できない)ので料理自体久しぶりですが,カレーとなると
それこそ何年振りかのことです。普段料理をする方にとってみては,なんという
ことはないのだと思いますが私にはかなりの「イベント」でした。
きっとこのブログも「なにをいまさら」と思われるのだろうと覚悟しつつ…。

食材の皮むきから始まり,作り方をおさらいし…と,まあなんとか作っていった
わけですが,せっかく作るのだから隠し味を入れたいと思い,いろいろネットで
調べみたところ,どうやら市販のルーはかなり研究されてつくられているので下
手に入れない方がおいしくできるとのこと。
まあ,それはそうだろうと納得感はありつつも,あきらめきれずにネタをさがして
たどり着いたのが「しょうが」でした。
とりあえずカレーとして完成した段階で,きざんだしょうがを足して煮込んでいくと
しょうがの良い香りがしてきます。気分を良くしてどんどん足していったところ想像
以上にスパイシー(汗)なカレーが出来上がりましたが,とても体が温まる寒い冬に
ぴったり?なお味でした。
(カレーとしておいしいかどうかは個人差があると思います。)

しょうがを乾燥させたものは薬価基準にも生薬「ショウキョウ(生姜)」や「カン
キョウ(乾姜)」として収載されていて,漢方の調剤などに使われているようです。

(統一名)      規格単位  薬価
局 カンキョウ    10g   14.90
局 ショウキョウ   10g   14.10
局 ショウキョウ末  10g   17.00


意外と身近なものも薬価基準に収載されているんですね。
ちなみにこの「カンキョウ」と「ショウキョウ」は,日本と中国で
若干意味合いが違うのだそうです。

■日本と中国でのショウキョウ(生姜),カンキョウ(乾姜)の呼称の区別
  <日本> 生姜:乾燥根茎(別名 乾生姜)
       乾姜:湯通し,または蒸した後に乾燥した根茎
  <中国> 生姜:新鮮根茎(ひねしょうが等)
       乾姜:乾燥根茎(日本の「生姜」に相当)
       
 日本漢方生薬製剤協会より

難しいことはできないけどカレーに隠し味を足したいと思っている方,
しょうがカレーはおすすめですよ。

(ま)
コラム&ブログ Column 資料室 Archive 制作書籍 Books

Page Top