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意外と遅れてる!? 医療現場での性の多様性

2019年8月13日

ここ数年,「LGBT」という言葉を目に,耳にする機会が増えてきました。
ゆえに言わずもがな,のような気もしますが,「LGBT」とは
「レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー」のことです。

ちなみに日本には,
人口に占めるLGBTの割合が左利きの割合とほぼ同じということを示す,
複数のデータがあることをご存じでしょうか。
自分の周りにはいないよ,という方がいらっしゃるかもしれませんが,
あえて公表していないLGBTの方はたくさんいますから,
気がついていないだけなのかもしれません。

でもその「気がついていない」ということが,
LGBTの方のさまざまなストレスにつながることがあります。
以前に比べればLGBTの方に対する理解が進んだとはいえ,
学校で,職場で,そして医療の現場においても,
LGBTの方がいる,と意識されていないがために,
LGBTの方にとっての“ストレスの種”がたくさんあるのです。


10日発刊の『新薬と臨牀』8月号では,
「医療現場における性の多様性を考える」をテーマに,
長年LGBTの方の診察にあたってこられた,
はりまメンタルクリニック院長の針間克己先生と,
LGBTの方が安心して子育てできる環境づくりをめざす団体
「にじいろかぞく」代表の小野 春さんに御原稿をご執筆いただきました。

針間先生にはLGBTについての基本的な知識や,
医療者がLGBTの方にかかわる際の原則,役割について,
小野さんには「LGBTの私が患者になって思ったこと」と題して
がんの治療中に医療現場で感じられた
さまざまな違和感,“ストレスの種”について,
楽しいイラストも交えてご執筆いただいています。

患者さんにかける言葉をほんの少し変えていただく,
「男性はこれ」,「女性はこうだよね」,
というような固定観念を見直していただくことで,
医療の現場は,LGBTの方にとってもより快適で,
身近な場になるということがおわかりいただけることと思います。

正しい知識と,少しの想像力で変えられることはたくさんあります。

LGBTの方が安心して医療を受けられるために,
医療の現場がより身近な,開かれた場となっていくことを期待したいと思います。

(梅)
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