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鼻粘膜のありがたみ

2017年11月7日

11月に入り,急に寒くなりましたね。
急激な気温の変化で,風邪をひいてしまった方もいらっしゃるのでは?
かくいう私も,体調を崩したせいか,鼻炎がひどいここ数日です。

特に困るのが,夜になってからの鼻づまりです。
就寝時,横になると鼻がつまってしまい,口呼吸が苦しくて目が覚めることも……。
体勢を変えたり,鼻腔拡張テープを使っても鼻から息ができない状態は変わらず。

昨日も眠れない夜を迎え,なぜこんなにつまっているのか?と,救いを求めて検索しました。
一般用医薬品の点鼻薬「ナシビンMスプレー」を製造販売する佐藤製薬によると,
鼻づまりとは「鼻腔を通る空気の流れが悪くなることによって起こる感覚」で,
主な原因は鼻粘膜の腫れとそれ以外に分けられるそうです。
この中で,私が怪しんだのは「副鼻腔炎」です。
「蓄膿症」という俗名も使われることがありますね。
副鼻腔は鼻や目を取り巻くようにしてある大小いくつかの骨の空洞。
こんなにも広い範囲にあるのですね。
ウイルスや細菌による粘膜の炎症が鼻腔から副鼻腔に広がったものを副鼻腔炎と呼ぶそうです。


少し前に風邪をひいたこともあり,これなのでは!?と思ったのですが,
翌日耳鼻科で診察を受けたところ,診断は「アレルギー性鼻炎」でした。
理由は不明ですが鼻腔内の粘膜が腫れており,鼻の通りが悪くなっていたようです。
検査後,ステロイド点鼻薬と抗ヒスタミン薬を処方してもらいました!
これからは夜ぐっすり眠れそうです。


それにしても今回改めて実感させられたのは,「鼻サイクル」の存在です。
鼻サイクルとは「ネーザルサイクル」ともいい,左右交互に鼻の粘膜が腫れる現象を指します。
健康な時でも,自律神経のコントロールにより,
2~3時間ごとにつまる側と通る側が交代しているんですね。

私の場合ですが,鼻炎が起こっていても鼻サイクルが続行しているのを感じました。
左右両方がつまっていても,比較的通る方と通らない方があり,
数時間ごとに入れ替わっていたのです。
苦しいことには変わりはありませんでしたが……。

空気清浄器の役割も,加湿器の役割も果たしている鼻の粘膜。
普段から大事にしようと思わされました。

(す)
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