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蓄膿症ではなかったけれど。

2023年9月12日

学生の頃から、季節に関係なく鼻づまりや鼻水の症状があり、
「蓄膿症じゃない?」と言われていました。
「蓄膿症」医学的用語でいうところの「副鼻腔炎」です。

これまで日常生活に支障を来すほどではなかったので病院に行くでもなく、
市販薬を買って様子を見るでもなく生活をしてきました。
ただ日によって、鼻づまりが右側だったり、左側だったり、ひどいときには両側だったりという状態です。

今年、岸田総理大臣やタレントの有吉弘行さんが慢性副鼻腔炎の手術をしたというニュースを聞き、
また弊社発行の月刊誌『新薬と臨牀』に今年4月号から最新号の9月号まで半年にわたり
「アレルギー性副鼻腔炎の鼻手術」の講義録が掲載されていたことから、
これを機に一度しっかり診てもらおうと思い診察を受けてきました。
診察の結果は副鼻腔に膿は溜まっておらず、自身の想定とは裏腹に「副鼻腔炎ではない」との診断でした。

ただその後も鼻づまりが解消されるわけではなくモヤモヤしていたところ、
以前、胃の内視鏡検査で鼻からカメラを挿入する際に鼻中隔が彎曲していると指摘されたことが頭に浮かびました。

鼻中隔彎曲症は左右の鼻腔を隔てている壁が彎曲している状態で、
実に日本人の約8割が先天的に彎曲しているそうです。
主な症状は「交互起こる左右の鼻詰まり」とのことで、普段の症状にも当てはまります。
治療法は手術による矯正のみだそうです
http://www.fukushima-med-jrc.jp/patient/center/rhinosinusitis-center.html(福島赤十字病院ホームページより)。

鼻づまりはなかなか他の人と比較できることでもなく、自身の彎曲具合がどの程度なのか、
手術が必要なほど彎曲しているのか、怖さと期待が半々ですが、あらためて診察をしてもらおうと思います。

「鼻腔の手術後、鼻の通りが良く呼吸が楽になって世界観が変わった」という話を何度か耳にしたことがあります。
これまであまり気にせず、鼻づまりが当たり前だと過ごしてきた数十年でしたが、
新しい世界観をぜひ体験したいと思う今日この頃です。

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