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新型コロナウイルスワクチンの接種が始まりました。

2021年2月18日

都内の新型コロナウイルス新規感染者数も今週は200~300人台と一時期に比べればだいぶ落ち着いてきたようです。

国内では,2月14日に承認されたばかりの新型コロナウイルスワクチンの接種が昨日から始まりました。
このワクチンは米国ファイザー社製のコミナティ筋注という製品名で,接種対象者は16歳以上
添付文書には「日局生理食塩液1.8mLにて希釈し,1回0.3mLを合計2回,通常,3週間の間隔で筋肉内に接種する」と書かれています。
通常,1回目の接種から3週間後に2回目の接種(計2回)を受けるということですね。

日本国内での今回の接種の優先順位は,
①医療従事者等
②高齢者(令和3年度中に65歳に達する,昭和32年4月1日以前に生まれの人)
③高齢者以外で基礎疾患を有する人や高齢者施設等で従事されている人
④それ以外の人
だそうです(厚労省HPより)。

④に該当する私は,早めにワクチンを接種したいという気持ちがある半面,やはり接種後の副反応が気になります。
ちなみに,米国では新型コロナウイルスワクチン(ファイザー社製に限ったものではない)1回目の接種後にみられた副反応は,
接種部位の痛み,疲労,頭痛,筋肉痛などといったもののようです。
ごく少数ではありますが,重篤なアレルギー症状もみられました。

ファイザー社のHPによると,このワクチン名「コミナティ(COMIRNATY)」の由来は,
COVID-19,mRNA,community(コミュニティ),immunity(免疫)という用語を組み合わせたもので,
パンデミックにおいて,過去にない世界的な協業によって安全性を最優先に科学的な厳格さと効率性をもって開発された
mRNAワクチンであることを表わしているとのこと
https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2021/2021_02_14.html)。
その名のとおり安全性と効率性を兼ね備え,COVID-19を必要以上に恐れることがなくなるワクチンであると期待したいです。

先週,今週と春を思わせる暖かい日があり,ついつい気が緩みがちになりそうな今日この頃ですが,
ワクチンが広く国民全体に行きわたるまで,もう少し日常生活の行動を辛抱したいと思います。

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