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初めての大腸内視鏡検査

2020年6月2日

緊急事態宣言が解除されるまでの約2カ月間,テレワーク生活で過ごしました。
テレワークのメリット,デメリットはそれぞれあるわけですが,
私の場合,デメリットの1つに体を動かす機会が減ってしまったということがあります。
仕事は基本デスクワークなのですが,通勤やビル内での移動は階段を使っていたので,
テレワークになってから体を動かす機会が少なくなりました。
そうなると,体は疲れていないため,すぐに眠りにはつけず・・・。

前々から気にはなっていたのですが,寝る前など安静にしているときに,
左下腹部にちょっとした痛みがありました。
毎年受けている健康診断では,特に指摘はされていなかったのですが,
数年前に不惑を過ぎ,健康に気を遣いはじめた今日この頃。
徐々に大腸がんの発症率が高くなってくる年代でもあるので,
思い切って近所の消化器内科クリニックを受診しました。
緊急事態宣言発令中のせいか,待合室にはほかの患者さんはおらず,
翌日すぐに大腸内視鏡検査をすることとなりました。

以前から“自分の体のなかを見てみたい!! ”
という願望はあったので,その願望は叶うわけですが,
その前に下剤,そして腸管洗浄剤を飲んで腸内をきれいにしなくてはなりません。
この腸管洗浄剤を2時間で2リットル飲みきらなければいけないというのがかなりきつかったのですが,
何とか腸管洗浄剤を飲みきり,いざクリニックへ。
この日も待合室には誰もおらず,処置室で大腸内視鏡検査用の紙パンツに履き替え,
点滴をしながら,ベッドへ横たわります。
もうここから先は,まな板の上の鯉。医師1人に看護師さんが3人,なされるがまま,といった状態です。
カメラはスムーズに入って行き,初めてみる自分のお腹のなかに感動したのも最初だけで,
進めど進めど素人目にはカメラから送られてくる映像に変化は見られず,
飽きてきた頃に「あっ,ポリープがあります。取りますね~」と。
体内にカメラが入っていた時間は30分程度。ポリープが2つ見つかり,切除,
そしてポリープは病理検査へと運ばれていきました。

2週間後に病理検査の結果を聞きに,再びクリニックへ。
病理検査の結果,幸いポリープに悪性は認められませんでした。
ただ,これまでの左下腹部の痛みの原因は不明のままで・・・。

大腸がん年齢とともにその発症リスクが高くなり,
国立がん研究センターがん情報サービスの「最新がん統計」によると,
国内のがんによる死亡者数のうち,大腸がんによる死亡数男性で3位女性では1位です(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html)

大腸内視鏡検査を一度経験してみて,正直「次回はすすんでやりたい」とは思いませんが,
今後は定期的に受けたいと思います。

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