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がんセミナーで再認識

2018年2月6日

先日,前立腺がんに関するセミナーに参加してきました。

ご存知の方も多いと思いますが,前立腺は膀胱の下にあり,
尿道を取り巻いているクルミ程度の大きさのものです。

前立腺がんは,その名のとおり前立腺にできる悪性腫瘍ですが,
これが良性腫瘍の場合は前立腺肥大症となるそうです。

前立腺がんと人との付き合いは長く,2011年に発表された論文によると,
約2200年前のものと推測されるエジプトのミイラを放射線画像で診断したところ,
そのミイラが生前,前立腺がんを患っていたことが判明しました。

2016年に発表された報告では,前立腺がんは男性のがんの中で罹患者数が最も多く
全世界で約160万人にのぼるとされています。
近年,わが国でも前立腺がんは増加傾向にあり,2017年の部位別予測がん罹患者数では,
男性のがんの中で胃がん,肺がんに次いで多いがんとなっています。

前立腺がんの特徴の1つに,進行すると骨転移しやすいということがあります。
骨に転移することで,病的骨折脊髄圧迫などをきたすことがあり,
生活の質(QOL)の低下をはじめ,生存期間の短縮医療費の増加など,
さまざまな問題点が出てきます。

昨年12月にバイエル薬品が実施した前立腺がんの患者さんとその家族を対象としたアンケート調査では,
前立腺がんの治療で重視することについて,患者さん,家族ともに
「日常生活を行ううえでの動作が保てること(支障なく日常生活が送れること)」が7~8割を占め,
「寿命(余命)が延びること」(3~4割)を引き離して,QOLを重視している結果となったそうです。

今回は,前立腺がんに関するセミナーに参加したことで前立腺がんについて触れましたが,
前立腺がんに限らず,現在のがん治療は早期発見早期治療により,
死亡率の低下QOL維持の実現が可能となってきています。

一昨日2月4日は「世界対がんデー」でした。
自分自身や自分に近い人が健康なときにはついつい忘れがちですが,
あらためてがん検診の大切さを実感する今日この頃です。

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