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偽造品対策の今後は?

2017年2月7日

1月17日に,経口C型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品が発見され,
専門誌だけでなく,一般紙やテレビなどのメディアでも大きく
取り上げられました。

偽装品の流通ルートとして「現金問屋」の存在も取りざたされましたが,
薬局に偽造品が流通した経路をほぼ確定し,見つかった偽造品は全て
回収できたことや,患者が偽造品を服用していないことが確認できた
ことで,厚生労働省は2月1日,薬事監視の調査はいったん終結すると
発表しました。

今後の調査は,警視庁など司法当局に委ねることになります。また,
厚労省は調査で把握した情報に基づき行政処分の内容について奈良県や
東京都などと協議するとのことです。また,再発防止についての
ルール整備も今後行われることと思います。

この問題を受け,製造販売元のギリアド・サイエンシズは,現行の
ボトル包装を中止し,ブリスター(PTP)包装へ切り替え,錠剤を
確認できる包装に変えることで対応するようです。

製薬メーカーでは,調剤や服用の利便性向上のため,包装改善を
随時行っているところですが,今回の件で特にボトル包装などを
中心に包装変更を求められるものが出てきそうです。

医薬品の包装については,追加や販売中止の更新が多い情報ですが,
今回の件を受け,変更された情報についても,弊社では
医薬品統一商品コードデータ
で,フォローしていきます。

今回の偽造品問題は,包装,流通,調剤のそれぞれの課題が浮き彫りに
なりました。再発防止に向けた今後の改善策について注視していきたいと
思います。

(お)
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