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医療・医薬業界
どーせなら、覚えちゃお!

コラム<どーせなら、覚えちゃお! Vol.68>
Q:医療費通知って、何のためにあるの?

2016年9月30日

A:
 今回は、前回の「医療費適正化って、どういうこと?」の続編。医療費通知について
のお話です。
 医療費通知は、医療費適正化対策の一環で、医療保険の保険者(健保組合、協会健保、
国保等)が実施しています。医療機関を受診した人は、健保組合などの被用者保険の加
入者(家族に分も含む)であれば、健保組合等から会社の総務などを通じて医療費通知
が配付されます(国保等は市町村から郵送で送られてきます)。
  
 医療費通知には、診療を受けた月、受診した日数(回数)、医療費総額、医療費のう
ち健保組合等が支払った額(7割)、被保険者(もしくは家族)が医療機関の窓口で支
払った額(3割)、医療機関名が書かれて
います。通知回数は保険者によって様々です
が、受診した月ごとに通知する保険者もあれば、3か月に1回(年4回)、半年に1回
通知するという保険者もあります。被用者保険は会社を通じて配付するので経費はそん
なにかかりませんが、市町村単位の国保の医療費通知は郵送なので経費がかかるので、
市町村によってまちまちです。

 さて、医療費通知の目的ですが、一つには被保険者にかかった医療費の総額を確認し、
医療保険の重要性を自覚してもうこと
があります。もう一つは、何時、どこの医療機関
を受診し、いくら支払ったのか確認してもらうこと
があります。これは医療費適正化対
策の一環として大事なことですが、仮に受診していない月に医療機関を受診したことに
なっていたり、実際に窓口で支払った金額と異なっているということがあると、医療機
関に診療報酬の不正請求があったということになります。現実に、医療費通知から医療
機関の不正請求が発覚し、厚生労働省の地方厚生局が医療機関に指導・監査に入った事
例もあります。

 というわけで、皆さん。被験者の義務として、保険者から医療費通知が送られてきた
ら、必ず確認しましょう。
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