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どーせなら、覚えちゃお!

コラム<どーせなら、覚えちゃお! Vol.60>
Q:厚労省の事務次官、審議官って何? 何年サイクルで交代するの?

2016年9月9日

A:
 事務次官。はい。いわゆる「エラい方」というのはわかります。

 事務次官は厚生労働省に限らず、中央官庁の事務方のトップ(政務のトップはもちろ
ん大臣で、その下に副大臣、政務官が続きます)。厚生労働省の事務次官まで上り詰め
る人は、東大法学部卒で、国家公務員総合職試験(国家公務員I種試験、国家公務員上
級甲種試験)合格者といわれていました。が、平成に入ってからは東大以外の九州大学、
京都大学出身者などからも事務次官に就任するようになりました。ちなみに、私立大学
出身で事務次官になった人は現時点ではいません。
 平成13年に厚生省と労働省が統合され厚生労働省になりましたが、それ以降は厚生省
出身者と労働省出身者でほぼ交互に事務次官に就任
するようになりました。任期は明確
に決まっているわけではありませんが、概ね1年から2年となっています。事務次官が
交代する時期の目安としては、通常国会終了後となっています。

 事務次官に次ぐポストとして、「審議官」がありますが、審議官には「次官級」のほ
か、「局長」級、「局次長」級があります。厚生労働省でいうと、次官級の「審議官」
は厚生労働審議官で、役職としてはその下に各局局長、官房長、大臣官房総括審議官、
大臣官房審議官と続きます。厚生労働省でいうと、総括審議官は3人で国会担当と国際
担当と、医系技官ポストの技術総括審議官があります。「審議官」は、保険局担当、医
薬・生活衛生局担当という形で、組織上は「大臣官房」にありますが、担当部署をもち
局長と課長の中間という位置付けになります。

 厚生労働省「出世すごろく」風に言いますと、入省後、主査→係長→課長補佐→(○
○)室長、企画官、管理官→課長→大臣官房課長(総務課長、会計会長、人事課長)→
審議官→総括審議官→局長→厚労審議官→厚労事務次官というのがおおまかな流れ。人
事異動のサイクルは必ずしも決まってませんが、概ね一つのポストに1~2年で異動し、
同じポストに3年余り務めるというのは稀です。

 厚労省の人事異動で、事務次官が交代するとその下の役職まで幅広く異動することに
なるため、事務次官が代わる人事を「大幅人事」、次官が代わらないと「小幅な人事」
と言われます。
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