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医療・医薬業界
どーせなら、覚えちゃお!

コラム<どーせなら、覚えちゃお! Vol.37>
Q:MRとMSの違いは?

2016年7月6日

A:
 この言葉もよく耳にしますね。MRとMS。Mr.は未婚既婚関係なく男性、Ms.は未婚
既婚関係なく女性です。・・・嘘です。いや、本当ですが、・・・今日のテーマはそこ
ではありません。
 MR製薬企業の営業担当者で英語名「メディカル・レプレゼンタティブ(Medical
Representative)」の略で、医薬情報担当者のことです。これに対してMS医薬品卸
会社の営業担当者
で「マーケティング・スペシャリスト」の略です。

<さらに詳しく MR
 MRの業務は、自社の医薬品の品質、有効性、安全性などの情報を医師などに提供し、
医薬品の適正使用を促すと同時に、自社製品が他社の製品よりもいかに優れているか、
効果や効能を詳しく説明ことです。つまり自社製品の専門的な知識が必要となります。
医師などはこれらの情報を参考に、医薬品の購入を決めるため、MRの説明が購入を左
右することにもなります。MRは直接、大学病院の医局等を訪問して、自社製品の説明
を行っていましたが、最近では医局等への出入りを禁止しているところもあります。
 「MRの行動基準」は日本製薬工業界の医療用医薬品プロモーションコードに規定さ
れています。具体的には①自社製品の添付文書に関する知識はもとより、その根拠とな
る医学的・薬学的知識の習得に努め、それを正しく提供できる能力を養う②企業が定め
る内容と方法に従ってプロモーションを行う③効能・効果、用法・用量等の情報は、医
薬品としての承認を受けた範囲内のものを、有効性と安全性に偏りなく公平に提供する
④他社及び他品を誹謗・中傷しない⑤医薬品の適正使用に影響を与えるおそれのある金
銭類を医療機関等に提供しない⑥医療機関等を訪問する際は、当該医療機関等が定める
規律を守り秩序ある行動をする-などとなっています。
 MRは以前、プロパーと呼称されていましたが、1993年の製薬協の決定によって、
MRと呼ばれるようになりました。1997年にはMRの医療知識の向上を図るため、「M
R認定試験制度」
が導入されました。
 製薬企業に所属するMR数は、厚労省の「医薬品産業実態調査報告書」によると、
2016年度は5万2670人(集計企業数336社)で、医薬品関係企業従事者(16万8056人)
の約3割を占めています。

<さらに詳しく MS
 一方、MSの業務は、製薬企業から仕入れた医薬品・医療材料、医療機器などを医療
機関や調剤薬局に安定的に供給するとともに、医薬品の効能・効果、医療制度に関する
情報提供などを行います。あわせて、医療機関などに供給した医薬品の副作用等の情報
を収集して、製薬企業にフィードバックする役割も担っています。MRは自社の医薬品
情報を提供がメインですが、MSは複数の医薬品を扱うため、幅広い知識が必要になり
ます。
 MSは医薬品流通に大きな欠かせない業務で、日本医薬品卸売業連合会の「医薬卸連
ガイド」によると、医薬品卸販売会社は、①品質や有効性・安全性の確保②安全かつ安
定的供給③多種多様性への対応④専門的知識・能力⑤医薬品情報の収集・提供-に留意
しながら業務を行うことになっています。
 医薬品卸販売会社に所属するMS数は、厚労省「医薬品産業実態調査報告書」による
と、2016年度1万9460人(集計企業数127社)で、全従事者(5万6836人)の34%
を占めています。
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