インフルエンザが猛威を振るっていますね。
コロナ禍以降,電車に乗る時はなるべくマスクをするようにしています。
もちろん感染予防のためですが,3年ほど前に白髪染めをやめて
いわゆる“グレイヘア”にしてからは,電車内で席を譲られるようになりました。
美容師さんの話では,席を譲られてショックを受け,
また髪を染め始める人も多いようですが,
私は性格が厚かましいのか,だますようで心苦しくはあるのですが,
せっかく勇気を出して譲ってくれたのに断るのもなんですから,
譲ろうとしてくれている人が明らかに自分より年上の人でない限りは,
ありがたく座らせてもらうことにしています。
マスクの下でもごもごと「まあどうもすみませんねえ」などと
必要以上にお年寄り感を出し,
マスクを取るとそこまでお年寄りではないな,とばれるかと思い,
降りるまで一瞬たりともマスクは外さず,譲ってくれた人に最後まで
「今日はおばあちゃんに席を譲ってあげた。ちゃんと座ってくれた。
また機会があれば譲ってあげよう」
と気分よく過ごしてもらえるように努めています。
これもひとつのマスクの効用かと思っているのですが,
今年になって,そういえば若い男の人から席を譲られなくなったな,
ということに気が付きました。
グレイヘアにしたころは,若い男の人から席を譲ってもらったり,
エレベーターやエスカレーターなどでも
さりげなく先に乗るよう勧めてもらったりしたことがあり,
最近の若い男の子はやることがスマートだなあ!なんて感心していたのですが。
彼らはチラ見だけで私が席を譲らねばならないほどの
年齢ではないと見抜いているのか?
あるいは高齢者に席を譲る必要はないと思っているのか??
できれば前者であってほしいと思いつつ,
またスマートな好青年に会いたいなあと思う自分に年を感じる今日このごろです。
(梅)