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続・ノーベル賞

2018年10月9日

先日は本庶 佑京都大学特別教授による生理学・医学賞の受賞に関しての話題でしたが,
本日は平和賞について取り上げてみたいと思います。

ノルウェーのオスロにある選考委員会は5日,今年のノーベル平和賞の受賞者に,

○性暴力を受けた女性の治療に長年あたってきたコンゴ民主共和国のデニ・ムクウェゲ医師

○自らも過激派組織IS(イスラミックステート)による性暴力を受けながら,その実態を訴えてきた
 人権活動家のナディア・ムラドさん(26)

の2名を選んだと発表しました。

ムクウェゲ医師は,フランスで医学を学んだあとコンゴ民主共和国の紛争地帯に病院を設立し,
混乱のなかで性暴力を受けた多くの女性の治療や心のケアに取り組みました。

一方ナディアさんは,ISに母や兄弟を殺されたうえ,自らも繰り返し性暴力を受けましたが,
その後ISから逃れて精神的な治療を受ける傍ら,世界各地を回って被害の実態を訴えています。

(「ノーベル平和賞 人権活動家のムクウェゲ氏とムラド氏」より引用)



2名共に性暴力についての活動が評価されての受賞となっており,最近のセクハラ問題や性差別等,
性に関する問題への関心の高さも影響しているのではないかと思われます。

そのような問題の中,最近よく耳にする「LGBT」。
ご存知の方も多いとは思いますが,その意味としては,

Lesbian」(レズビアン:女性同性愛者)
Gay」(ゲイ:男性同性愛者)
Bisexual」(バイセクシュアル:両性愛者)
Transgender」(トランスジェンダー:出生時に診断された性と自認する性の不一致)

の頭文字をとり,セクシュアル・マイノリティー(性的少数者)の一部の人々を指した総称とされています。

もともとは欧米等で使われていた言葉で,90年代から日本でも様々な活動を通して広まっていきました。
現在では行政や一般企業でもLGBT当事者が生活しやすい環境を整えるための取り組みが進められています。

また,アメリカ精神医学会によって定められた「精神障害の診断と統計の手引き
(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)」においては,
性別違和」(以前でいう性同一性障害)という診断名が設けられ,性別の不一致(違和感)という
現象が障害として定義されています。

今後は生活環境の整備に加えて,場合によってはその現象が一種の精神障害である可能性についても
理解が進められるべきなのかもしれません。

(と)
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