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雑草との闘い

2022年5月17日

はやくも梅雨のような空模様が続いています。
この天候が「梅雨の走り」なのか「本当の梅雨」なのかはもう少し様子を見てから判断されるようですが,
いずれにせよ季節はあっという間に巡るものですね。

さて,こうなってくると急に勢いを増すのが庭の雑草たち。
いま生えているのは「ドクダミ」「ヘビイチゴ」「ヤブガラシ」
「ヨウシュヤマゴボウ」「ハルジオン」などなど。名前からして強靭そうな面々ですが
特に「ヤブガラシ」と「ヨウシュヤマゴボウ」は雑草の代表格といわれています。

●ヤブガラシ
つる性の多年草。
他の植物に覆いかぶさってあらゆるところにからみつき“藪をも枯らす”勢いで
辺りにはびこるのでこの名がついています。
地下茎なので根元からの除去は難しく,毎年何度も生えてくる生命力抜群の植物。
見栄えの悪い赤紫色のつるを伸ばして周囲に絡みついていくことから
“手入れをする余裕のない貧乏な家に生い茂る”“家が貧相に見える”などと言われ
ビンボウカズラ(貧乏葛)」とも呼ばれています。
(千葉県立中央博物館HPより)


●ヨウシュヤマゴボウ
北アメリカ原産の外来種で全長1〜2メートルにもなる大型植物。
茎が太いので引き抜くことが難しく,伸びた部分を切る程度のことしかできません。
また“ゴボウ”と名はついていますが,茎や根,実などすべての箇所に毒があるので
注意が必要です。
厚労省HPには「食べると腹痛・ 嘔吐・下痢を起こし,ついで延髄に作用し,
けいれんを起こして死亡する。皮膚に対しても刺激作用がある」

などと注意喚起がなされているほど。
(厚労省HPより)


そんな物騒な植物が庭先に生えていたのかと驚きましたが,
薬の起源が植物等であることを考えると,身近に薬や毒になる植物が生えているのも
当然のことなのかもしれません。

ちなみにヤブガラシのほうは意外にも生薬になるそうで
煎じて飲むと利尿作用や鎮痛作用が得られるといわれています。
雑草もよくよく調べると奥が深い…。

数年前に一度,お花やハーブの苗をたくさん植えて成長を楽しんでいたのですが,
雑草たちの威力を甘く見ていたために全滅させてしまいました…。
いまはヤブガラシ,ヨウシュヤマゴボウとドクダミのはびこる
何ともいえない庭となっています。
誰か何とかしてくれ~。

(あ)
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