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Zoomでがん患者さんのためのカフェに参加してみたら

2020年7月9日

先日,医療従事者やがんサバイバーの方によって運営されている,
がん患者さんのためのカフェにZoomで参加させていただきました。

がん患者さんやがんサバイバーの方,
家族や親しい人をがんで亡くした方が集まり,
情報交換だけでなく,身近な人には言いづらい不安や悩み,
悲しみを吐露するカフェは,今や全国各地で開催されています。

がしかし,時節柄,いまでは多くのカフェが開催中止に追い込まれています。
こんな時こそ不安な気持ちを分かち合える場が必要なはずなのですが・・・

と思っていましたら,以前取材させていただいた,
がん患者さんのためのカフェを主宰されている先生から,
今度オンラインでカフェを開催しますのでよかったら覗いてみてください,
とのお誘いをいただきました。

患者でもサバイバーでもなく,Zoomを使ったこともない私ですが,
せっかくの機会です。
図々しいと思いつつ,ありがたく参加させていただきました。

正直,参加するまでは
オンラインでのカフェってどうなんだろう?
ちゃんと深いお話ができるのかしら?
高齢者の方は参加できるのかしら??
なんて思っていたのですが・・・

蓋を開けてみたらびっくりでした。
スタッフの方を合わせると総勢30名の大盛況です。
リアルカフェではありえない,全国各地からの参加者
90代の参加者もいらっしゃるではないですか!

それにしても便利なものですね。
カフェは5~6人のグループに分けて行われましたが,
参加者の目的に応じて,たとえばこれから治療を始める方で
経験者の話が聴いてみたい,という方は,
同じがんを経験した人と個別にグループを作ってもらってお話を聴く,
ここまではリアルカフェでもできることなのですが,
その過程でたとえば「復職について知りたい」,という話になって
教えていた側がそれは詳しくないなあ・・・となったとしても,
チャット機能を使って「詳しい人いますか~?」と呼びかければ,
別のグループにいた詳しい人が
「はーい」と画面に飛び込んできて教えてくれるのです。
いや,もちろんこれだって,リアルカフェでもできると言えばできるのですが,
つまり,リアルでできていたことは,
ほぼオンラインでもできる
ということで,
これは使わない手はないのではないかと思いました。

さらに,リアルカフェの常連さんのなかには,
「リアルで面と向かっては泣けなかったけど,
今日オンラインで参加して初めて泣けた」

とおっしゃった方もいて,オンラインでは深い話なんてできないのでは?
と考えていた自分を恥じました。

もちろん,リアルカフェの常連さんの中には
高齢の方で参加が叶わない方もいらっしゃいます。
ただ,そのような方にも参加してもらえるよう,
スタッフのみなさんはすでにいろいろと考えていらっしゃるようで,
どんな状況にあっても「なんとかしよう!」というその熱意には頭が下がります。

まだまだ開催を見合わせているカフェも多いようですが,
後に続くカフェが増えてくれることを期待しています。

(梅)
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