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大豆イソフラボン

2019年7月4日

中高年向けのネタばかりで恐縮ですが…

中高年の,特に女性の皆さんは意識して摂取している人も多いのではないでしょうか?

効率的に体内に吸収するためにも意識しておきたいのが,
”大豆イソフラボン”には2種類あるということ。

【グリコシド型】
納豆や豆腐などの大豆製品に含まれる。
大豆イソフラボンにグリコシド型という糖がついていて,
腸内細菌によって糖がはずされアグリコン型になってから吸収される。
吸収率腸内環境により変わるため,個人差がある。

【アグリコン型】
味噌や醤油などの発酵食品に含まれる。
はじめから糖のはずれた状態であり,吸収スピードが早い。
吸収率は腸内環境に左右されにくく,吸収されやすい。

アグリコン型の方が体内への吸収率がよく,
エストロゲンに作用が似ているのもアグリコン型なので,
サプリメントで補給する場合は,確認するのがよさそうです。

また,大豆イソフラボンに含まれるダイゼインの代謝物である
”エクオール”も女性ホルモンに似た働きをするということで最近注目されています。
日本人の2人に1人は,体内でダイゼインからエクオールを
生成できないという調査報告もあります。

そう遠くもない老後に向けて,日頃の食生活も意識しながら
アグリコン型イソフラボンやエクオールのサプリメントを摂取する必要もありそうです。

(り)
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