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冷やし過ぎにご注意

2019年6月25日

今年の梅雨入り,西日本では記録的に遅れていますね。
関東はすでに梅雨に入っており,雨の日が多くなりました。
同時に,雨の合間には暑い日も増えてきて,夏の近さを感じます。

昨年の夏といえば,酷暑……。熱中症の方が続出し,ニュースにもなりましたね。
そんな昨年,深部体温に着目して大塚製薬により開発された,
“飲める氷”「ポカリスエット アイススラリー」は,
新たな熱中症対策製品として大きな反響を呼びました。
(当ブログでも記事にさせていただきました)

昨年は直営オンラインショップでの期間限定販売でしたが,
今春に取扱い先を拡大して販売再開,さらに夏にはより広く流通する可能性もあるとのこと。
水よりも冷却能力を持ち,氷より流動性がある,新たな形態のポカリスエットは,
真夏の心強い味方として,これから一般に普及していくのではないでしょうか。


暑い中での「冷たい食べ物・飲み物」へのニーズは,ますます大きくなっているようです。
日本アイスクリーム協会によれば,アイス市場は10年ほど前から拡大しているのだとか。
この人気をうけてか,ロッテの定番アイス「雪見だいふく」も,
今年から秋冬だけでなく,通年商品としての販売を開始したのだそうです。

また,飲料でも,コンビニで販売される冷凍ペットボトル飲料が普及してきました。
凍らせても膨張しないよう工夫された,冷凍専用のボトルになっているようです。
タオルを巻いて保冷目的でも使用でき,アウトドアや屋外観戦等では今や欠かせないですね。


ただ,熱中症になる心配のない場面での冷やし過ぎにはご注意を。
「冷え性」は,東洋医学による概念のため,熱中症とは対にはなりませんが,
お腹を冷やすと下痢などを起こす場合があることは,体験からよく知られていますね。
詳しいメカニズムはわかっていないものの,内臓が冷えてしまうと,
腸管など消化器官の機能が低下してしまい,腹痛や下痢につながるようです。


これから夏にかけて,熱中症に備えて対策グッズを揃えておきたいところですね。
冷たいものがおいしい季節でもありますが,自戒を込めて,くれぐれもほどほどに!

(す)
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