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旧済生館病院本館

2019年1月10日

年末年始の帰省の際に山形に足を延ばしてみました。お目当ては
山形美術館。同美術館が有する日本画を中心とした長谷川コレク
ション
とレアなフランスの近代絵画をそろえる服部コレクション,
吉野石膏コレクション
は以前からちょっと気になっていました。
その前にもう1カ所気になるスポットがあり,まずはそちらから訪問。
山形駅からほど近い霞城公園内にある旧済生館病院本館です。
官営の病院として明治11年9月に竣工。

銀座の煉瓦街建設の指揮を執った,山形県の初代県令の三島通庸
大河ドラマ「いだてん」に登場する三島弥彦の父です)が進める
洋風建築物建設の一環として建てられ,同13年9月にはオーストリアの
医師アルブレヒト・フォン・ローレツを医学寮の教頭として迎え,
東北随一の西洋医学の診療と教育を実施しました。

明治に入っても江戸時代からの日本家屋が立ち並ぶ山形にあって,
かなり目立つ建物だったようです。その擬洋風建築には明治の
宮大工が洋風建築を見様見真似で建てた苦労がヒシヒシと伝わる
非常にアジのある佇まい,そして病院とは思えないモダンさ

旧済生館病院本館(山形県HPより)

同館は,昭和41年に国の重要文化財に指定され,現在は山形市
郷土館として前述の三島通庸やローレツに関する資料のほか,
当時の診療科の部屋ごとに医学書,当時の医術道具などが展示
されています。なお,入場は無料です。

3階部分は訪問時は閉鎖中でしたが,6月から開放されるそう
ですので写真のような新緑の時期は,さぞ眺めもいいでしょう。

冒頭で紹介した山形美術館もちゃんと行きましたよ。充実の
作品がそろっていましたが,常設展はコレクションの全てが
展示されているわけではないようなので時間を見つけて
再訪問したいと思います。

(お)
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