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「新薬と臨牀」新連載

2018年8月2日

弊社発行の『新薬と臨牀』では,8月号(8月10日発行)より
新連載「がんサポーティブケアのいま・これから」
がスタートします!

いまや国民病とまでいわれるようになった「がん」。
一昔前までがんは不治の病といったイメージでしたが,
近年では放射線治療や化学療法などが急速に進歩し
がんは治る病気あるいは長く共存できる病気となってきました。

同時に患者さんのQOL向上が重視されるようになり,
がん治療中の患者さんや治療を終えたがんサバイバーの方々,
またその家族に対する包括的な支援として,昨今「がんサポーティブケア」の概念が提唱され,
緩和医療支持療法の領域ではこれまで以上に取り組みが広がっています。

がん治療においてまず問題となるのが、副作用合併症の問題です。
新しい薬剤や治療法が次々と登場する中、
強い治療を完遂するためには副作用の予防や治療が不可欠です。
昔は「命のためには仕方ない」と後回しにされがちであった副作用や合併症,後遺症の問題は
現在「苦痛はできるだけ少なく,かつ安全に」ということに重点が置かれ,
様々な領域で研究や実践がなされています。

このほかにも、認知症がん患者さんへの対応や,小児・若年がんと妊孕性の問題,
がんサバイバーの方々の就労問題など,がん治療にまつわる問題は尽きることがありません。

これらの問題に対する様々な医療的・社会的な取り組みが今後,より精査され
医療現場に均しく行きわたるようになり,すべてのがん患者さんが
大きな痛みや苦しみから解放されることを願いつつ,
弊誌では,毎月さまざまな角度から「がんサポーティブケア」についての話題を
お届けしていきたいと思っています。

8月号の初回は「日本がんサポーティブケア学会」の理事長を務められている
福岡大学医学部 総合医学研究センターの田村和夫先生に
がんサポーティブケアについての総説を,
また東札幌病院 血液腫瘍科の平山泰生先生に
「がん薬物療法による末梢神経障害治療の現状」についてご執筆いただきました。

併せて8月号では特集として、がん患者さんへの対話型支援の1つである
「がん哲学外来 メディカルカフェ」の取り組みを紹介しております。
「がん哲学外来」創設者である順天堂大学大学院の樋野興夫先生には立ち上げの経緯やその意義について,
また栃木県立がんセンターの平林かおる先生には“まちなかメディカルカフェ in 宇都宮”の活動について
ご執筆をいただきました。編集部による見聞録も掲載しており、こちらも充実した内容となっております。

「がん治療」「支持療法」「緩和医療」に興味をお持ちでしたら
『新薬と臨牀』を,ぜひご一読いただければ幸いです。

(あ)
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