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毒キノコにはご注意を。

2017年9月14日

今から32年前(1985年)の9月13日,任天堂よりファミリーコンピュータの
「スーパーマリオブラザーズ」が発売されました。
当時,「スーパーマリオブラザーズ」は社会現象にもなったので,
ファミコン世代でない方でもご存知の方は多いのではないでしょうか。

主人公マリオが登場するゲームは,これ以前にもあったようですが,全世界的にヒットし,
いまなお人気を博しているきっかけとなった作品だと思います。

会社の近くでも,海外からの旅行者と思しき方々がマリオのコスプレをして,
一般道をカートで走っている姿をよくみかけます。

ゲームのストーリーは,クッパというカメ一族の親分!?に連れ去られてしまった,
キノコの国のお姫様(ピーチ姫)をマリオが数々の困難に立ち向かいながら,
救い出すというものです。
そして,このゲームに欠かせないアイテムが“キノコ”です。


さて,少しずつですが朝晩は涼しくなり,秋の気配が漂ってきているのを感じます。
秋の味覚というと,サンマやブドウなどが思い浮かびますが,個人的にはキノコも外せません。

一括りにキノコと言っても,なかなか手を出せないマツタケや,お手頃なエリンギなどなど
たくさんの種類があるわけですが,気をつけなくてはいけないのは,そう,毒キノコです。

お店に陳列してあるキノコであれば心配はないですが,
自分で採集したキノコを毒キノコとは気づかずに食べ中毒症状を起こした(場合によっては亡くなってしまう)という
ニュースを毎年のように見聞きします。

毒キノコに含まれる毒成分は,目眩幻覚などを引き起こすシロシビンや,
嘔吐下痢の消化器症状を引き起こすイルジンSなど,さまざまです。
実際,日本では平均して毎年200人ほど誤って毒キノコ食し中毒症状を起こしているそうです
(一般財団法人日本きのこセンターHPより)。

これから秋本番となり,キノコ狩りを計画している方もいらっしゃると思います。
毒キノコは,食用と見た目が似ているものが多々ありますので,「自分は大丈夫!」と過信せず,
食用という確証がなかったら絶対に食べないようにしましょう。

ちなみに,厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kinoko/index.html)をはじめ,
東京都健康安全研究センター(http://www.tokyo-eiken.go.jp/assets/issue/health/webversion/web24.html)など,
各自治体のホームページには毒キノコを写真付きでわかりやすく掲載しています(それだけ,注意喚起が必要ということでしょうか)。
気になる方は,ぜひアクセスしてみてください。

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