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7月,ジェネリック準備中

2017年7月18日

全国的に梅雨がまだ明けきっていない現在,
各地で局所的な大雨や土砂災害が報告されています。
一方で,猛暑・酷暑の地域もあり,
難しいですが天候を見つつ,体調管理に努めたいものです。

現在弊社では,8月の出版に向け「保険薬事典プラス」,
そして「ジェネリック医薬品リスト」の制作が大詰めとなっています。

いずれも6月後発等収載までを収録した定番書籍。
医療用医薬品全般を網羅する“プラス”と,特に後発品選択に役立つ情報を
盛り込んだ“ジェネリック”はそれぞれ違った切り口で構成されています。
8月初旬にも書店に並ぶかと思われますので,ぜひ手に取ってお確かめください。

さて,ジェネリックですが,先日厚労省 医薬・生活衛生局安全対策課から
医薬品・医療機器等安全性情報344号が発出されました。

このなかで,近年増えてきた一般名処方に関し「一般名の類似性に起因する薬剤
の取り違え事例」が紹介されています(下表)。
これまで多く示されてきた製品名ではない,一般名に関する
ヒヤリ・ハット事例への注意喚起を呼びかけています。

また,【処方箋の記載方法における再発防止策】として,平成29年5月26日付
事務連絡「疑義解釈資料の送付について(その11)」なども紹介されており,
一般名処方の内服薬処方箋において,類似性等による取り違えリスクが特に
懸念される場合には,先発品の使用が誘引されることがない範囲で,
先発品や代表的な後発品の製品名等を参考的に付記したり,備考欄に記載したり
する工夫の有効性を挙げています。

この点,手前味噌となり恐縮ですが,ジェネリック医薬品リストでは
一般名処方の標準的記載の対象や先発・代表薬も記載していますので参考に
していただければと思います。

安全性情報では,上記の他,公益財団法人日本医療機能評価機構による
薬局ヒヤリ・ハット分析表のリンクや,平成31年4月施行予定となっている
添付文書記載要領の改定概要等もありますので,ご覧になっていない方は
下記リンクからご参照ください。

医薬品・医療機器等安全性情報(厚生労働省HP)


(わ)

もうすぐ登場!(画像は旧版です)
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