医情研通信 Column & Blog

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インフルエンザ

2017年2月14日

今シーズンは,インフルエンザ大流行していますね。
多くの自治体でインフルエンザ「流行警報」が出されています。
http://www0.nih.go.jp/niid/idsc/Hasseidoko/Levelmap/flu/new_jmap.html

また文部科学省では,インフルエンザなどで高校入試を受験できなかった生徒への救済措置として,
全国の教育委員会に追試験の実施を求める通知を出したそうです(これ,初めてのことだそうです)。

我が家のまわりでも,インフルエンザが大流行しました。
特に,息子が通う小学校では,学級閉鎖,学年閉鎖になるなど,猛威を振るっていたようです。

息子も咳・熱が出たので病院に行くと,流行に乗り遅れることなく!?
インフルエンザの陽性反応が出てしまいました。
息子曰く,前日は自分の席の前後左右に座るクラスメートが,
全員インフルエンザ感染により出席停止だったとのこと
(手洗い・うがいの徹底,予防接種はもちろん,毎朝明治プロビオヨーグルトR-1を飲んでいたのに…
今年は勝てなかったようです)。

さて,小児・未成年抗インフルエンザウイルス剤服用した後は,
異常行動を起こす可能性に備えて,常に目を光らせておかなければなりません。
特に夜は,ヒモで縛りつけておくわけにも,ガラスケースに入れておくわけにもいかず,
仕方なく同じ部屋で寝ました。

他の家族にはうつらないようにと,閉め切りの部屋でインフルエンザの息子と2人。
息子もわたしも睡眠中マスクをしていたのですが,
息子は寝苦しいのか,すぐにマスクを取ってしまいます。
わたしは息子に注意しながら,やはり慣れないマスクで寝苦しいため,眠りも浅く,
夢と現の間のおぼろげな意識の中で,
息子が咳をするたびにウイルスが降りかかってくるような感覚に襲われました
(幸いインフルエンザに感染しないで済んだようです)。

ここ数年,わたしの周囲では抗インフルエンザウイルス薬はよく効くという話を耳にしますが,
それでも感染しないに越したことはありません。
特に,高齢の方,慢性呼吸器疾患など基礎疾患を持っている方は
肺炎などを併発して重症化する可能性が高いようですので,注意が必要です。

感染予防には,人混みを避け睡眠(休養)をしっかり取ることが大切ですが,
現代社会ではなかなか難しい面もあると思います。
それでも,人混みではマスクの着用,外から帰ったら手洗い・うがいを徹底することで,
感染から遠ざかることができると思います。
また,これらを実践することで,すでに感染している場合(潜伏期間中)に,
ほかの人にうつしてしまうことも回避できます。

私のまわりでは,一時期に比べてやや落ち着いてきた感じもありますが,まだまだ油断禁物です。
特に,ご家庭に高齢者や基礎疾患がある人がいる方,妊婦さんや小さいお子さんがいる方,
また,これから受験を控えているご家族がいる方はくれぐれもご留意ください。

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