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医療・医薬業界
どーせなら、覚えちゃお!

コラム<どーせなら、覚えちゃお! Vol.69>
Q:DPCってなんですか?

2016年10月3日

A:
 DPCとは、Diagnosis Procedure Combinationの略称で、診断群分類のこと。
この診断群分類に基づく、急性期入院医療の診療報酬支払方式をDPC/PDPS
(Per-Diem Payment System:1日当たり支払い制度)と言います。つまり、
断群分類に基づく1日定額払い方式
のことです。ま、かなり乱暴に言えば、診療報酬
の「パック払い」みたいなもの。「どんな手術をしようが、どんな医薬品を使おうが、
この病気ならこの値段、はい、丸めてお支払、ドンっ!」みたいな。
 ちなみに2016年度は、大学病院など1667病院が対象になっています。DPC総数
は2873分類で、うち2309分類が定額払いの対象です。

<さらに詳しく>
 厚生労働省はDPC/PDPSの導入に向けて、平成10年11月から国立病院など
10病院を対象に、1日当たり急性期入院医療包括払い制度を試行し、試行段階での問
題点を改めて、平成15年度から特定機能病院(国立がんセンターなどナショナルセン
ター、大学病院本院)を対象に、在院日数に応じた1日当たり定額払い方式として、
DPC/PDPSを導入しました。
 DPC/PDPSは、急性期入院医療を提供する病院で、診療報酬点数表の一般病
棟入院基本料、特定機能病院入院基本料(一般病棟)、専門病院入院基本料を算定す
る病棟に入院する患者が対象
となり、療養病棟や精神病棟等に入院する患者は対象外。

 DPC/PDPSによる診療報酬は、入院患者1人について、DPCごとに設定さ
れる包括評価部分(入院基本料、検査、画像診断、投薬、注射、1000点未満の処置)
と出来高評価部分(医学管理、手術、麻酔、放射線治療、1000点以上の処置など)の
合計額になります。包括評価部分は、1日当たり点数(3段階に設定)に在院日数と
医療機関ごとに設定された係数(医療機関別係数)をかけて算出されます。

 ちなみに、DPC/PDPSは1日当たり定額払い方式なので、高額な薬剤を使用
する患者の場合、医療機関が費用を持ち出しすることになるほか、新たな医療技術の
導入が阻害される懸念があるため、新たに保険収載・効能追加となった高額な薬剤を
使用した患者などの薬剤料については、出来高で算定できることになっています。例
えば、「消化管神経内分泌腫瘍」が適応症の「サンドスタチン」、「悪性軟部腫瘍」
が適応症の「ヴォトリエント錠200㎎」などは定額払いの対象外になります。
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