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医療・医薬業界
どーせなら、覚えちゃお!

コラム<どーせなら、覚えちゃお! Vol.58>
Q:覚えておくべき海外の巨大製薬会社は?(前編)

2016年9月5日

A:
 ひとつ言える重要なことは、世界のメガファーマは1990~2000年代を中心に、吸
収合併を繰り返しながら「メガファーマ」として巨大になっている点です。なので、
「覚えておくべき海外の巨大製薬会社」を、その沿革とともに解説しましょう。

 まずはファイザー(米)。
 1995年、スウェーデンに本社を持つファルマシアと、米国のアップジョンが合併
し、ファルマシアアップジョンが誕生します(その後モンサントと合併)(A)。そ
れとは別にファイザー本体は、2000年に米国のワーナーランバートを吸収(B)。
その後、2003年に、B(ファイザー本体)がAを吸収します。2009年にはワイス
(米)も吸収、続く2015年にもホスピーラ(米)も吸収したのが現在のファイザー
です。業界に長くいる方々からすると懐かしいビッグネームが並びましたが、まるで
恐竜のごとく、「飲みこんでは巨大化」を繰り返すメガファーマ。それが世界のファ
イザーです。
 ちなみに旧・日本アップジョンの代表的医薬品「ハルシオン」の識別コードは、ファ
イザー社の製品となった今現在でも「UPJOHN10」(0.125mg錠)と「UPJOHN17」
(0.25mg錠)です。

 続いてはスイスの雄、ノバルティス
 1996年、サンドチバガイギー(共にスイス)の合併により誕生した会社がノバ
ルティスです。その後、2006年には米国のバイオ医薬品会社・カイロン(Chiron)
社を買収、2011年にはアルコンを買収し、現在のノバルティスとなっています。

 同じくスイスの、ロシュ
 1998年、ロシュはドイツのベーリンガー・マンハイムを吸収合併。2002年には、
日本の中外製薬もロシュ傘下に。ちなみに診断薬・医療機器事業会社として有名なロ
シュ・ダイアグノスティックスはロシュのグループ企業です。

 前編最後はアストラゼネカ(英)。
 元々はスウェーデンのアストラ社とイギリスのゼネカの合併により誕生しました
(1999年)。
 ちなみに日本のアストラ社は、旧・藤沢薬品工業と合併で藤沢アストラ社を設立し
たこともあります。


 というわけで、世界の製薬業界が吸収・合併を繰り返した1990~2000年代。
 日本では、2004年、球史を揺るがすこんな合併問題が!
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