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医療・医薬業界
どーせなら、覚えちゃお!

コラム<どーせなら、覚えちゃお! Vol.50>
Q:注意したい医薬品の飲み合わせは?【後編】

2016年8月8日

A:
 というわけで、前回の続き。「ちょっと業界人っぽい知識をひけらかして、少しだけ
モテよう」から転じて「注意したい医薬品と食材・飲料との飲み合わせ」後編です。

その4
「血液凝固阻止剤(ワルファリンカリウム)と納豆・青汁は、ダメ!」
 血液をサラサラにするワルファリン。それに対してビタミンKを多く含む納豆や青汁。
一緒に服用してはダメです。ビタミンKが、ワルファリンの効き目を弱めてしまうから
です。納豆にも血液サラサラ効果があるという説もあり、相乗効果でいいじゃないかと
いう気もしますが、納豆の納豆菌は細菌の中でも特にビタミンKの合成能力が強いとさ
れています。よって×。

その5
「抗結核薬(イソニアジド)の服用とマグロの刺身は、ダメ!」
 (新鮮でない)マグロなど赤身魚の刺身などを摂取すると、ヒスタミン中毒(頭痛、顔
面紅潮、発疹、蕁麻疹、悪心・嘔吐、発汗、動悸、全身倦怠感など)症状を起こすこと
があります。一応、新鮮な場合はOKという説もあるようですが、そこの線引きがあい
まいである以上、イソニアジドを服用している方はクスリを飲む前に刺身を食べないよ
うに!
 ちなみにイソニアジドはマグロだけでなく、チーズなどのチラミンを含有する食品も
ダメ
。チラミンを多く含む食物(チーズ、ワイン、ビール、コーヒー、そら豆、鶏肝、
イチジク、ニシン、サラミ、ソーセージ、カジキなど)を摂取すると、発汗、動悸、上
腹部痛、頭痛、血圧上昇、及び悪心・嘔吐などの副作用の可能性があります(薬によっ
てチラミン中毒を引き起こすため)。

その6
「コーヒーと総合感冒薬、頭痛薬は、ダメ!」
 基本的にカフェインを多く含むコーヒーは、頭痛を抑える医薬品と相性がよくありま
せん。要はカフェインの摂取過剰。頭痛やめまい、吐く、動悸、イライラ、眠れないな
どの症状がでることもあり、要注意です。ちなみに「総合感冒薬や頭痛薬は水で飲んで、
その後、コーヒーで一服」も×。結果的にはおなじことになります。

その7(おまけ)
「医薬品とアルコール」
 ちょっとした知識を話す機会があるなら、居酒屋などお酒を飲みながらの席が一番多
いのでは? となれば、聞かれますよね? 「医薬品を酒で飲んじゃダメなの?」。
 聞いてる方もダメだとはわかって聞いてますけどね。なぜダメか。肝臓がアルコール
の分解を優先して薬の分解・解毒が遅れるため、どの薬でも効き目が強くでるため副作
用も出やすいから。そう教えてあげましょう。特に鎮痛剤などは効果が増強され、意識
障害や昏睡といった副作用もあります。

ちなみに・・・
 日本サッカー界における「最悪の飲み合わせ」⇒「犬猿の仲」
 松本山雅FCとAC長野パルセイロを追ったドキュメンタリー映画「クラシコ」は必
見です。
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