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医療・医薬業界
どーせなら、覚えちゃお!

コラム<どーせなら、覚えちゃお! Vol.38>
Q:OTCって何ですか?

2016年7月8日

A:
 いきなり結論です。
 OTCとは、(医療用に対して)「一般用医薬品」のこと。
 英語の「Over The Counter:オーバー・ザ・カウンター」の略で、薬局・薬店の
カウンター越しに薬を販売することに由来しています。医薬品には、医療機関で医師が
処方する医療用医薬品と、薬局、薬店、ドラッグストアーで販売される医薬品がありま
す。医師が処方する医薬品以外は以前、一般薬、大衆薬、市販薬など様々な呼称で呼ば
れていましたが、2007年から日本OTC医薬品協会がこれら呼称を改め、OTC医薬品
に呼称を統一しました。

 現在は、自分の健康は自分で守り、軽微な体調不良は自分で手当てする「セルフメデ
ィケーション」の時代と言われ、風邪気味や頭痛、胃痛などの場合、OTC医薬品を活
用して治すことが推奨されています。軽微な症状の場合、OTC医薬品で症状が良くな
れば、医療機関に受診することもなく、医療費の節減にもつながります。

<さらに詳しく>
 OTC医薬品は、その医薬品に含まれる成分等によって、①要指導医薬品②第1類医
薬品③第2類医薬品④第3類医薬品-に分類
され、薬局などでの販売方法が異なります。
 まず、医療用医薬品から成分の有効性や安全性などに問題がないと判断され、初めて
OTC医薬品として販売されたスイッチOTC「要指導医薬品」は、薬剤師による対面
販売が原則で、書面による説明が義務付けられ、薬局等を訪れたお客の手の届かない場
所に陳列しなければいけません。
 第1類医薬品は、副作用、相互作用など安全性の面で、その取り扱いに十分注意する
必要がある医薬品。薬剤師の説明を受けて購入するよう購入者の手の届かない所に陳列
し、対面販売、書面による情報提供が義務付けられています。
 第2類医薬品は、第1類医薬品ほどではありませんが、副作用、相互作用などの項目
で安全性上、注意を要するもので、風邪薬や解熱剤、鎮痛剤など多くのOTC医薬品が
この分類に含まれています。第2類医薬品は薬剤師のほか登録販売者でも扱うことが可
能で、医薬品購入の際の書面での説明は努力義務に止まっています。
 第3類医薬品は、第1類・第2類以外の医薬品で、薬剤師・登録販売者が扱うことが
できますが、医薬品購入の際の書面での説明は法律上の規定はありません。
なお、2016年6月12日から、要指導薬以外のOTC医薬品はインターネット販売が可
能になりました。


ちなみに・・・
 OTCは、金融用語として「店頭取引」の意味もあり、こちらの語源も一般用医薬品
と同じく「Over The Counter:オーバー・ザ・カウンター」の略だそうです。
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