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医療・医薬業界
どーせなら、覚えちゃお!

コラム<どーせなら、覚えちゃお! Vol.23>
Q:中医協って何? 何を決めているの?

2016年6月3日

A:
 はい。こちらもよく耳にする団体・・・といいますか集合体「中医協」。

 病院、診療所などの保険医療機関が提供する医療サービスの対価として医療保険制度
から支払われる診療報酬は、診療行為(項目)ごとに単価が決められています。この
療報酬の点数を決める
のが厚生労働省に設置されている中央社会保険医療協議会中医
です。

<解説1>
 中医協は、社会保険医療協議会法で委員構成が規定されており、同法第3条で、中医
協は委員20人をもって組織され、同条1号は「健康保険、船員保険及び国民健康保険
の保険者並びに被保険者、事業主及び船舶所有者を代表する委員7人」、同2号は「医
師、歯科医師、薬剤師を代表する委員7人」、同3号「公益を代表する委員6人」とな
っています。公益委員は国会の承認が必要になります。
 つまり同法3条の1号に規定されているのが医療機関に診療報酬を支払う側、同法3
条の2号で規定されているのが診療側ということです。以前は中医協に関する記事など
で、1号側委員、2号側委員と言われていましたが、最近ではもっぱら支払い側委員、
診療側委員と言われるようになりました。以前は、支払側の健康保険組合連合会につい
ては所在地から「乃木坂」、診療側の日本医師会は所在地の「駿河台」(現在の所在地・
「本駒込」はあまり使われていません)と呼ばれたりもしました。

<解説2 さらに詳しく>
 支払い側委員は、健康保険組合連合会、連合、協会健保などから委員が選任されます。
診療側委員は医師、歯科医師、薬剤師で構成されています。
 近年ではほぼ2年に1回改定が行われるようになりましたが、中医協の審議では、診
療報酬を支払う側と支払われる側で厳しい駆け引き、議論が行われます。話し合いがま
とまらなければ公益委員が間に入って調整しますが、それでも合意できない場合は、厚
生労働大臣の権限(職権)で診療報酬改定を行うこともできます。
 ちなみに、国民の代表としての公益委員は大学教授などの学識経験者、マスコミ関係
者から委員が選ばれていますが、3号側委員とは言われていません
 なお、中医協の会長は、各側委員による互選で、公益委員から選ばれます。
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