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医療・医薬業界
どーせなら、覚えちゃお!

コラム<どーせなら、覚えちゃお! Vol.8>
Q:国民皆保険って、なに?

2016年4月18日

A:
 本日もいきなり結論。
 日本は、国内に住所がある人は全て公的な医療保険に加入することになっており、こ
れを国民皆保険体制と言います。

 解説1。
 国民皆保険には根拠があり、それが、国民健康保険法第5条「市町村又は特別区の区
域内に住所を有する者は、当該市町村が行う国民健康保険の被保険者とする」、第6条
「前条の規定にかかわらず、次の各号(健康保険法、国家公務員共済など共済組合、高
齢者医療の確保法、生活保護法)のいずれかに該当する者は、市町村が行う国民健康保
険の被保険者としない」の2つ。つまり、日本国内に住所がある人は国民健康保険の加
入者となることになって、それ以外の健康保険組合等の被保険者や国家公務員などの共
済組合の加入者、生活保護を受けている世帯などは国保法の適用から除外されるという
ことで、これにより国民の全てが何らかの公的医療保険制度に加入しているということ
になります。ま、公的医療保険への加入が義務付られているわけです。

 解説2.もう少し付け加えると・・・。
 国民「皆」とは言うものの、日本国内にはホームレスなど「住所不定」という人がい
るのも現実です。というわけで、厳密には、国民皆保険体制ということには議論がある
ところです。外国人は、日本国内に3カ月以上滞在する人は国保に加入することができ
ます。
 また、国保制度は個人単位で保険料が計算され、世帯主が世帯分の保険料を一括して
納付するため、家族も被保険者となりますが、健康保険等の家族は保険料を納付してい
ないので被扶養者と呼ばれます。福祉制度の生活保護対象者は、医療扶助制度により医
療サービスが受けられ、その費用は公費で賄われています。

 ち、な、み、に・・・。
 日本が誇るこの公的医療保険制度は、2000年に世界保健機関(WHO)から世界
最高の評価を受けています。また、細部に違いはあるものの、国民皆保険という視点で
言えば、フランスも日本に似た制度が導入されています。お隣のドイツも似ていますが、
「高所得者以外は強制加入」という点に、更なる違いがあるようです。
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