医情研通信 Column & Blog

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あれから1か月半

2020年5月21日

私が前回ブログをアップした4月7日は,新型インフルエンザ等
対策特別措置法に基づき,4月8日から7都府県を対象とした
緊急事態宣言」が発令された日でした。

その後,同宣言が17日には全国に拡大しましたが,感染者の減少
傾向を受け5月14日に39県の緊急事態宣言が解除されました。

最初の「緊急事態宣言」から1か月半。本日,関西圏の3府県にも
緊急事態宣言の解除が出される見込みで,残る関東圏の3都県と
北海道については継続されるものの,31日を前に解除する
可能性があるとの見解が示されています。

一方で,第2波,第3波の恐れも懸念されていることから,引き続き
手洗いの徹底やマスクの着用ソーシャルディスタンスの確保
「3密」の回避などについては引き続き継続案件となるでしょう。

そんななか,厚生労働省では専門家会議の提言から生まれた
新しい生活様式」に関するページが設けられ,最近では自治体
レベルでも推進の流れが出来ており,未だ感染者がいない岩手県の
サイトでも紹介されています。

厚生労働省
新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」を公表しました

感染者ゼロの岩手県
新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」

岩手県の達増拓也知事は15日の会見で,「第1号になっても
県はその人を責めません
」,「感染者は出ていいので,
コロナかもと思ったら相談してほしい。陽性は悪ではない

と呼びかけ,県民が「陽性第1号」になることを恐れて,
相談や検査をためらうことのないよう促しました。

岩手県にとっての新型コロナウイルスは,感染者数の多い地域
とは違う緊張をもたらしていると思われますが,どの地域でも
起こりうる感染者への誹謗中傷がなくなることを祈るばかりです。

(お)
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