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とらわれた私

2019年6月18日

ものすごく個人的&内輪の話で恐縮ですが、ちょっとショックだった話をひとつ。

先日、ひとまわり年下同僚に誘われて、
今流行りの「マインドフルネス瞑想&坊主バー」の体験イベントに参加してきました。
「マインドフルネス」とは、「いまこの瞬間に心をとどめ、意識を集中させる」状態のことだそう。

瞑想によってこれを実践していくと「物事にとらわれている自分」「渇望する自分」に気づくようになり、
こだわりから解放されてストレス低減効果が得られる,などと最近注目されている概念です。

もともとは仏教の座禅を根源としているそうですが、
そこから宗教色を取ったものが「マインドフルネス瞑想」となり,
大手企業医療現場などでも取り入れられてきています。

そんなわけで、私も修行を積んだら,落ち着いた注意深い人物になれるかな~なんて
興味津々でのぞんだわけですが…


会場に着き,さっそく受付を済ませようとスタッフに話しかけたところ,
1人のスタッフが,同僚の後ろに控えている私を指して『お母様ですか?』と一言。


ガーン!!!おかあさまっ!!


慌てて否定する同僚と,引きつった笑みを浮かべた私の姿を見て、
その人は「雰囲気がよく似ていたので」と弁明していましたが
…でもお姉さまではないのね。
まあ,確かに子供の1人や2人はいるような年齢ではありますが,
けっこう大人の,しかも同僚の親と間違われるなんて、なんかショック~。

ということで,その後のイベントでは「とらわれている自分」を解放どころか,
「お母様」という単語でひたすらマインドフルネスとなったのでした。
ちなみに,帰り際にも別の男性から「二人は親子ですか?」とのダメ押しの一弾が!
こうなると、もはや納得の域です。

自分が思い描いている自分と,世間との間にギャップが生じていることはよくあるものですが,
そのことを急に突きつけられた時にも,うろたえない人間になりたいものだとつくづく思いました。

これぞまさにマインドフルネスによって得られる「生きやすさ」なのかも。

…なんて思いつつ,今夜もせっせとアンチエイジングに精を出してしまいそうです。

(あ)
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