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銀色の歯の詰め物

2018年6月12日

銀歯をセラミックに変えませんか?

先日,歯医者さんでみかけた診療案内です。

確かに,奥歯にギラッと光る歯があると,
なかなか大きな口を開けて笑えませんよね。

その歯医者さんでは,以下の3種類が紹介されていました。


ジルコニア

ダイアモンドの様に堅い素材で,金属を一切使用しないでかぶせることができる。
歯肉との境目が明るく非常にきれいに見える。
前歯などにもおすすめ。
¥120,000~


セラミック

金属の上に陶材を焼き付けてかぶせる。
汚れがつきにくく,良く歯ブラシをかければ
虫歯や歯周病になりにくい。
適応できる歯の形や部位も多く数歯が連続した物や,
ブリッジなどにも適している。
小 ¥60,000~
大 ¥90,000~


ハイブリット

セラミックとレジン(プラスチックみたいな素材)を混合させた物。
ジルコニアやセラミックと比べ柔らかいので部位によっては適さない事が,
きれいさ・丈夫さ・安さを兼ね備えた素材。
小 ¥40,000~
大 ¥65,000~


金属の詰め物は腐食や金属アレルギーが心配ですし,ちょっと検討中です。

ちなみに今は使われることはまずないと思いますが,
金属の詰め物にアマルガムというのがあります。

水銀を50%含む金属で,体内への蓄積が懸念されており,
アルツハイマー病との関連を指摘している文献もあります。

このアマルガム,詰める時とはずすときに最も水銀が蒸散するため,
除去するときは完全な防護を行わないと,
患者・術者ともに体内に大量の水銀がに入って大変危険です。
危ないから安易な除去は行わない方がいいという意見の歯科医もいるようです。

あたりまえですが,保険適応だからって,
絶対に安全というわけではないのですね。
今でも日本政府公認の歯科補填材料だそうですよ。

(さ)
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