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寒暖差にやられないために

2018年5月17日

5月も半ばとなりましたが,夏並みに暑い日も,急に肌寒くなる日もあるこの頃ですね。

寒暖差が激しいと,毎朝その日にちょうどいい服を選ぶのが難しくなりがちです。
私も最近,薄着で出かけたら帰りは寒くて困ったり,
逆に厚着になって体がほてったりする日が続いています…。
体温調節がうまくいかないと,風邪をひくまでいかなくても,
どこか疲れがとれず,体調を悪くしてしまいますよね。

この現象,“寒暖差疲労”と呼ばれることがあるようです。
人間の身体は,体温などの体内環境を適切な状態に調整する機能があるのですが,
気温のアップダウンが激しいと,エネルギーを消耗してしまい,
体内に疲労が蓄積して自律神経のバランスを崩すことにつながるのだとか。
特に,前日比で5度以上下がると影響が出るとのこと。

こちらの表で危険度チェックが可能です!
NHK「ニュースウォッチ9」のサイトより


1つでもあれば要注意,4つ以上なら深刻だということです。
私は3つ当てはまってしまいました…

東京有明医療大学の川嶋朗教授によれば,
「冷たい飲み物は取らない,常温以上のものを取る」
「寒ければ重ね着する」
「体温を下げないように,ぬるい風呂にゆっくりつかる」
といった対策が,基本的ではありますが有効のようです。

寒暖差といえば,最近異例のヒットを重ねているうつ病体験談マンガ「うつヌケ」でも,
“気温差の激しい時期がうつの不調と重なっていた”という実体験が。
寒暖差は,心身ともに人のエネルギーを奪ってしまうんですね。

ここはひとつ,休養を兼ねて温泉に行き,体を温めたいところですが,
まずは入浴をシャワーだけで済ますことをやめ,
お風呂にゆっくりつかることから始めたいと思います!

(す)
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